2007年03月11日

15●かめおか「針のムシろのお話」 


よろしく頼んだぜぃ。
と、
あづまさんに頼まれちゃった
かめおかゆみこです♪

あづまさん、
その口調、
ブログの丹精なお顔と
結びつきませんが。(爆)


にしても、あづまさんの
つぐないアリ
うなずきまくりで
読んじゃいました。(^^ゞ

で、それに触発されて
今日のメッセージを
書いていますが、長いです。

なんか、最近、
書くものが、どんどん
長くなる傾向にあります。

反省!!m(__)m


 

私がかよっていた幼稚園では、
なぜか、いつも帰りに、
お菓子をいっこくれる
習慣がありました。(笑)

かりんととか、あめとか、
その程度でしたけど。

時間になると、みんな、
われ先にと、一列に並びます。

でも、私はいつも先頭に
並べない子だったんです。

いつも、一番うしろ。


友だちが集まって、
お菓子を食べるときも
そうでした。

みんなが取るまで、
手を出せないのです。

もしも、たまたま、
お菓子がなくなって
しまっても、だまって
あきらめる子でした。


意識のどこか深いところで、
「私が先にもらっては
 いけない」
という思いこみがありました。

それがいつか、
「本当にほしいものは、
 手に入らないものだ」
という思いこみに
変わっていきました。


私は、いつも、世界の
端っこにいました。

世界は、私を置き去りにして、
動いていくのです。

私は、いつも、宇宙のなかで、
ひとりで漂っている
自分を感じていました。

(あくまでも、私の意識の
 世界のなかのできごとです)


だから、社会のなかで
生きるということは、
私にとっては、まさに、
「針のムシろ」でした。

どんなにがんばっても、
自分が、受け入れられて
いるという感覚が
もてませんでした。


仕事は、がむしゃらに
やりました。

ひとは、私のことを
ほめてくれました。

仕事ができるひとだね。
よくがんばっているね。
えらいね…。

でも、
言われれば言われるほど、
私は苦しくなるのです。


こんなにがんばっている
私は、本当の私じゃない。

本当の私を知ったら、
みんなはきっと
がっかりする。

みんなをがっかりさせない
ために、もっともっと
がんばらなくてはならない…。


だから、仕事が1年と
つづきませんでした。

ほめられるプレッシャーに、
耐え切れず、唐突に
やめてしまうのです。

「こんなに仕事ができるのに、
 どうしてやめるの?」

だれも、私の気持ちを
理解できませんでした。


針のムシろから降りるのに、
人生の大半をついやしました。

でも、ようやく降りました。

降りたあとで、ふと、
20代のころのある思い出が、
よみがえってきました。


そのころ、かよっていた
演劇講座では、最後に
ごくごくうちわの発表会を
おこなうことになっていました。

私に振り当てられたのは、
ある脚本の1ページぶんのせりふ。

でも、練習しても練習しても、
うまくいかないのです。


私は先生に言いました。

「発表を辞退させてください」


先生は言いました。

「では、本番を見ていて、
 どうしてもだめそうなら、
 ストップをかけてあげるよ」

私は本番にのぞみました。

先生がストップを
かけてくれるのを期待して。


みんなの前に出ると、
頭のなかが真っ白になりました。

もうすっかり暗記した
せりふが口から出ていきます。

でも、自分が何を
言っているのかもわかりません。

なのに、
先生は止めてくれません。


「先生のうそつき!」

出番が終わると、そのまま
楽屋に駆けこみました。

ほかのひとの発表も見ず、
楽屋で、ずっと
泣きつづけていました。


すべての発表が終わり、
お疲れさまの会になりました。

泣きはらした目のまま、
しかたなく、私は
楽屋から出てきました。


私を見て、仲間たちが
口々に言いました。

「かめちゃん、よかったよ」
 
私はとまどいました。

だって、それは私にとって
サイテイの舞台だったのです。


「だって、全然できなかった」

すると、
仲間のひとりは言いました。

「たしかに、
 脚本から受ける役の
 イメージとは全然ちがってた。

 でもね、
 舞台に立つあなたを見てると、
 抱きしめたくなるくらい、
 かわいらしく感じたんだよね。

 いま、まさにそこで生きている、
 ひとりの人間のすがたを
 見ている気がしたんだよね」


私の目から、
ちがう涙があふれました。

ひとに受け入れられよう。
そのために、本当の自分は
絶対に見せない。

そう思いこんでいた自分が、
「できない」と思った瞬間に、
舞台のうえで、素のままの
自分をさらしていたのです。

その素のままの私を、
仲間たちは、
受け入れてくれたのです。


正直に告白すると、
このことの意味を
本当に理解するのに、
私は、10年以上の時間を
必要としました。

でも、それが、私が、
「針のムシろ」を降りた
瞬間でもありました。


降りてみたとき、
はじめてわかりました。

私は、宇宙とともにありました。
世界は、私とともにありました。

いつでも、
まるごとひとつでした。

ただ、おしゃかさまの
てのひらの上の孫悟空のように、
気づかずに、じたばた
していただけだったのです。


もしも、あなたがいま、
だれともこころを
わかちあえないと
感じているのなら…。

どうぞ気づいてください。

そのわかちあえなささえも、
わかちあって、
この世界はあります。

あなたがすわっている
針のムシろごと、
世界は、あなたを
抱きしめているのです。

その痛みも、苦しみも
ともに感じながら…。


そう、あなたは
あなたのままで、
世界に愛されている。

今日は、どうしても
そのことを伝えたくて、
このメッセージを書きました。

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14●あづま「つぐないアリ」 http://s-url.jp/?2305
15●かめおか「針のムシろ」 


さて。

次は、針のムシろは、
痛いからいやだよーと、
逃げ回っている(爆)
このひとに、バトンを渡します♪

posted by かめおかゆみこ at 21:06| Comment(4) | TrackBack(5) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
えぇ〜っ!

びっくりしました。だって、かめおかさんは天然の『キリギリス』さんだと思っていたので…

でも、また「手放す勇気」をいただきました。

ありがとうございます。
Posted by ひでちゃん at 2007年03月11日 21:38
感動しました。

『素のままの自分をさらしていたのです。』

状況はちがいますが、
私は難聴で、その時その時、様々な条件で、ほとんど聴きとれなかったりします。

「今この場所で、この人の声だったら、まず何も聴き取れない…」と思ったら、何か声かけたくってもその気持ちは引っ込んでしまうのです。

そうしておいて「寡黙で、暗い人だと思われてるんだろうなぁ…」なんて気になるんです。

でも、たまにそういうこと何もナシで、パッと声が出る時もあるのです。
「なんにも聞きとれなかったら、その時はその時だよね」みたいな感じで──。

それは、自分の心が まっさらで素直な時だと思うんです。

そ・こ・まで分かってて、日頃ナカナカ実践できずにいます。

今日のお話は、とっても勇気づけられました。
ありがとうございます──。
Posted by ミチ at 2007年03月15日 07:15
かめおかさん。
とても素敵な言葉ですね。
心にしみました。

>もしも、あなたがいま、
>だれともこころを
>わかちあえないと
>感じているのなら…。

>>そのわかちあえなささえも、
>わかちあって、
>この世界はあります。

Posted by スィーニャ at 2007年03月15日 21:24
とてもこころに染み入るお話です。
ありがとうございました。
Posted by ひなた at 2007年03月16日 10:22
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